#497 夏休みの思い出

 夏休みももうすぐ終わろうとしています。大牟田地区の公立小学校・中学校の2学期は8月24日に始まります。以前は9月1日でしたが梅雨期の大雨や台風による臨時休校が増えたせいでしょうか、近年は8月下旬に2学期を始めることにしています。ちなみに高校はいっせいに2学期を始めることはなく、各高等学校に任せられているようです。
 ところで、私は毎週木曜日の夜に地元の社会福祉協議会が運営している学習支援活動にボランティアとして参加していますが、最近は中学生よりも小学生が多くなり、必要に応じて算数を教えています。前回の学習支援活動では、生徒たちが夏休みの宿題に追われており、夏休みの終わりが近づいていることを感じざるを得ませんでした。今も昔も生徒たちは夏休みの課題に追われ、夏休みが終わる頃には慌てて宿題をこなすので大忙しです。誰でもこのような経験がおありでしょう。子どもたちはたくさんの思い出とともに2学期を迎え、教室はにぎやかな歓声で始業式が始まることでしょう
 小学校を卒業して、もう50年以上が経ちますが、夏休みの思い出を振り返ると一番の思い出は小学校4年生の時に実施された校内キャンプです。今では安全上考えられないと思いますが、夏休みの間に1泊2日で校内のグランドでキャンプが行われました。キャンプは昼過ぎから始まり、夕飯のために各自飯盒(はんごう)でご飯を炊き、私が参加した年はチャーハンを作りました。おかずは確か缶詰を用いて食べていたと思います。その後、夜はキャンプファイヤーを行ない、それぞれのテントで就寝したことを覚えています。翌日は朝早くからラジオ体操を行い、朝食を作って、朝食後に解散したと思います。何しろ50年以上も前の記憶ですので、どこまでが正確な思い出か分かりませんが、小学校の夏休みの一番の思い出では校内キャンプです。
 反対に、嫌な思い出は早朝のラジオ体操です。今はどのように実施されているか分かりませんが、小学生だった頃、生徒たちは毎朝6時半前に校庭に集合したものです。ラジオ体操が生放送でで6時30分から始まるからです。眠いのに親からたたき起こされて、校庭に走って向かったことを今でも思い出します。子どもたちは出席カードを首から下げて、ラジオ体操が終わると列を作ってカードに印を押してもらい、帰宅します。私は小学校のすぐ近くに住んでいましたので、集合時間ギリギリに行けば間に合いましたが、遠くから通学していた友達は6時前に起床してラジオ体操の会場に来ていたはずです。当時はコンピュータゲームなどなく、みんなプールに行ったり、虫取りをしたりして毎日戸外で遊んでいたものです。今となっては夏休みに体験したことは大切な思い出となっています。皆さんの夏休みの思い出はいかがですか。

2023年08月20日