#176 ヤングマンと澄子さん逝く

 今週の前半は真夏のような日が続いていましたが、今日は一転梅雨のような一日で、湿度が高く、断続的に雨が降り続いています。梅雨空に合わせるかのように昨日と本日続けて訃報が飛び込んできました。
 昨日から西城秀樹さん死去のニュースを各テレビ局トップニュースで報道しています。西城秀樹さんと言えば、芸能人では言わずと知れた大スターです。1970年代から現在のような「アイドル」ではなく「スター」として大活躍し、輝いていました。また歌手だけでなく俳優としても才能を発揮しました。特に私が好きだったテレビ番組「寺内貫太郎一家」では小林亜星さん演じる貫太郎と長男周平役の西城さんが繰り広げるちゃぶ台返しの取っ組み合いに毎週日本中の人々が腹を抱えて笑ったことを思い出します。
 大歌手としての彼の数多い歌の中で、私は特にブルースカイ・ブルーが好きです。その理由は大学生時代にバンドを組んでいましたが、ライブで演奏するために私はベースギター担当として、この楽曲のフレーズを必死で覚えたことをつい昨日のように懐かしく思い出します。西城秀樹の名前はいつまでも「ヤングマン」の代名詞として芸能史に輝くことでしょう。
 本日もうひとり大スターの死去が伝えられました。加山雄三「若大将シリーズ」でヒロイン役と務めた「澄子さん」こと、星由里子さん訃報のニュースです。彼女に対する私の印象は、私が小学校の頃に怪獣映画と若大将映画がカップリングされて上映され、彼女はどちらの映画にもヒロイン役として登場されました。もちろん1960年代から銀幕の女優として数多くの映画やテレビドラマに出演され、活躍されてきました。現在でもBSテレビやスカパーなどで若大将シリーズや怪獣映画が時々放送されますが、テレビ画面には若かりし頃の星由里子さんの姿がまぶしく輝いていると同時に、あの頃の懐かしい時代を振り返ってみたりします。若大将シリーズと怪獣映画の2本立てで上映されていた古き良き時代の銀幕スターです。懐かしい昭和の香りが漂っています。お二人のご冥福を心より祈りたいと思います。

2018年05月18日