#140 長崎へ行ってきました

 例年になく天候不順だった10月も終わり、今日から11月になりました。季節は慌ただしく秋から冬へと変わっていきます。日中は20度を超える気温ですが、朝晩はかなり冷える日々が続いています。特に早朝は最低気温が10度前後の朝が続いています。ブログ読者の皆様は体調に充分ご留意ください。
 さて本日は講師をしている学校が創立記念日のために授業が休みになりましたので、気分転換に長崎に行ってきました。大牟田から長崎まではJR鹿児島本線の鳥栖駅で長崎本線に乗り換え、3時間ほどで到着します。佐賀駅を過ぎた頃から多数の気球が空を飛んでいました。そうです。毎年この時期に佐賀の嘉瀬川河川敷でバルーンフェスタが行われます。本日は初日で河川敷には多くの出店が並び、賑わっていました。毎年テレビのニュースでバルーンフェスタの様子は目にしますが、実際自分の目で見たのは今日が初めてでした。
 今日長崎を訪れた理由の一つは長崎県立美術館で「さだまさし展」が開催されていて、彼の自筆の楽譜や実際コンサートで使用したギターを見るためです。彼との付き合い?は古く、私が高校生の時にグレープとして活躍していた頃に遡ります。当時「精霊流し」がヒットしていた頃で、彼は今ではNHKテレビ番組の「生さだ」を始め、毎年多くのコンサートに出演し、名前を知らない人はいないほどの人気を博していますが、グレープ当時の彼を振り返ると、まさか日本を代表するシンガーになるとは全く予想していませんでした。
 その後、歩いて大浦天主堂まで行ってきました。途中コルベ記念館に寄り道しました。第2次世界大戦中にアウシュビッツで他人に代わり、命をささげたコルベ神父様が長崎に滞在した頃の様子を残している記念館です。今回初めて訪問する機会を得ました。コルベ神父に関する書物や資料がたくさんあり、彼の長崎での生き様が偲ばれます。長崎は「坂の町」というだけでなく、「教会の町と」言った方が相応しいほどです。大浦天主堂などの大きな教会は観光地化されている面がありますが、裏通りに一歩入ると敬虔な祈りが捧げられる街です。
 また今日は県立図書館で宮崎康平生誕100周年記念の展示会も行われていましたので、足を延ばして彼の直筆や手紙等を鑑賞してきました。宮崎康平といえば「まぼろしの邪馬台国」や「島原の子守歌」で世に知られています。さだまさしと宮崎康平は旧知の中で、さだまさしがグレープとしてデビューするきっかけを作ったのが宮崎康平だと言われています。
 今日の長崎は快晴で秋らしい雰囲気が漂っている一日でした。同じ九州管内で距離的に近いわりには、なかなか行く機会がなく、1日だけの滞在では十分満喫することはできません。またいつか時間が取れたら1泊して長崎市内を隅々まで堪能したいと思っています。
 

2017年11月01日