#193 さくらももこさん逝く

 昨日「ちびまるこ」の作家であるさくらももこさん死去のニュースが伝えられ、多くの「ちびまるこ」ファンが涙を流しました。さくらももこさんは8月15日午後8時29分、乳がんのため死去されました。心よりお悔やみ申し上げます。このニュースは国内だけでなく、海外でもさくらももこさん訃報のニュースが一斉に伝えられました。いかに「ちびまる子」が国境を越えて、アジア諸国に人気を博した証左となるものです。以下は時事通信のニュースからの引用です。(https://www.jiji.com/jc/article?k=2018082800515&g=
soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit)
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 1990年代半ばからアニメ「ちびまる子ちゃん」が放映され、絶大な人気を誇った台湾では、主要紙が「美しい子供時代をありがとう」(リンゴ日報)とこぞってさくらももこさんの訃報を伝えた。自由時報は28日、ちびまる子ちゃんの実写ドラマで花輪クンを演じたタレント、汪東城さんの「先生(さくらさん)の全てに感謝している。先生の作品を読むととても幸せな気持ちになれた」と語る追悼の言葉を紹介した。
 韓国の聯合ニュースは「韓国でもアニメが放送され、人気を博した『ちびまる子ちゃん』(韓国放映タイトル「まるこは9歳」)の作者が53歳で他界した」と報道。中央日報(電子版)は、「ちびまる子ちゃんが人気を得たのは、日本人にとって多くの意味を持つ昭和時代の日常を伝えたからだ」と解説した。
 香港各紙も大きく取り上げた。星島日報は「まる子の永遠の笑顔を残して逝く」と題して詳報。現地で放送されたアニメの主題歌を歌った女性歌手の欧倩怡さんは「子供の頃から大好きだった。キャラクターも個性的だった」と振り返り、早過ぎる死を悼んだ。
 シンガポールの中国語紙・聯合早報もさくらさんの死去を伝えた。
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 「ちびまるこ」の主題歌、「おどるポンポコリン」はさくらももこさん自身の作詞で、売上100万枚を記録したヒット曲でもあります。「サザエさん」は昭和初期から中期の時代を反映した漫画ですが、「ちびまる子」の舞台設定は作家の子ども時代の体験を描いた昭和時代の後半から平成始めです。私と同世代の人達にとって、「ちびまる子」を観ていますと、番組内で流される懐かしい歌とともに子ども時代に体験した場面がいたるところに出てきます。次の日曜日の「ちびまる子」は、さくらももこさんを偲び、番組を変更して放送するそうです。世代を超えて家族一緒に楽しめる番組は数少なく、「ちびまる子」はその中の1つです。「サザエさん」のように、作者が逝った後でも、いつまでも続いてもらいたい番組です。故さくらももこさんと、ちびまる子に感謝、感謝です!

2018年08月28日