#159 平昌オリンピックと今後の課題

 平昌オリンピックも今日閉会式を迎えます。ブログで3回にわたりオリンピックを取り上げましたが、今回のオリンピックは日本選手にとり一番印象に残る大会となったようです。獲得メダル数では長野オリンピックを超える13個となり、選手個人だけでなく、国を挙げて取り組んだ成果が実ったようです。またメダルを取れなかった競技も選手たちの健闘が称えられるものとなりました。次の北京大会につながる大会となったようです。選手たちの頑張りは私たちに本当に勇気と希望を与えてくれます。私たちにできないことを代表して選手たちが闘ってくれます。そのような選手たちに経済的、精神的援助を差し伸べることも私たちができることの1つになります。2年後には東京オリンピックが開催されますが、今以上に選手たちを応援し支えていく必要があります。
 今朝のニュース番組を見て納得したのですが、前回のブログで指摘した国際オリンピックの金銭問題の件です。アメリカのNBCテレビが10年間の放送権料を1兆円を超える金額ですでに獲得しているそうです。NBCの年間スポーツ放送計画によりますとオリンピック放送の最適な時期が夏しかなく、ここに東京オリンピックの開催をするようにオリンピック委員会に提案し、それが了承されたそうです。オリンピック委員会は1兆円を超える金額に目が眩んだのでしょう。日本の真夏がいかに酷暑であるかという現実に目をつぶり、日本開催を決定したのが真相のようです。このような金まみれのオリンピックは早晩息詰まるでしょう。権威ある大会をいつまでも続けるために早急の大改革が必要となっています。金銭まみれの国際オリンピック委員会ですが、日本オリンピック委員会にはまだ善意があると信じたいです。まず自国の委員会から姿勢を正して世界にスポーツにおける公正な精神と不正をただす働きをしていただきたいと思います。3月9日はパラリンピックが始まります。今回のオリンピックほど注目度は高くありませんが、参加選手が堂々と競い合える大会にしてもらいたいと思います。日本選手頑張れ!

2018年02月25日