#115 九州北部豪雨

 ここ数日間北陸・東北地方、中国地方と豪雨が続いており、昨日は九州北部が豪雨に見舞われました。特に福岡県の朝倉や大分の日田を中心に大きな被害が出ており、各地で断水や停電が発生し、久大線の鉄橋が流されるなどライフラインや交通関係に多大な影響が出ています。被害に会われた方々には心よりお見舞い申し上げます。ここ大牟田でも昨日は断続的に大雨が降っていました。市内全域に避難勧告が出され、特に山間地区では避難指示も出ていたようです。その影響で大牟田を含む筑後地区の学校はすべて臨時休校となりました。現在激しい雨は降っていませんが、豪雨をもたらす雨雲が北九州市付近にあり、その地域で現在雨が激しく降り続いています。
 この豪雨で5年前の平成24年7月11日から14日まで続いた九州北部豪雨のことを思い出しました。当時私は高1の学年主任をしており、豪雨が発生した期間に2泊3日の宿泊学習会で杖立温泉のホテルに滞在していました。11日の深夜にホテルの下を流れている杖立川が氾濫し、警戒警報が鳴り続けていました。宿泊していた部屋から外を見ると杖立川が氾濫し、向こう岸の民家に水が押し寄せ、駐車していた車が半分水に浸かっていました。翌日からも日田で激しく雨が降り続け、日田市内が洪水のために交通期間が不通になりました。宿泊学習会は13日まで行われ、午後1時にホテルを出発して4時過ぎに帰福を予定していましたが、送迎バスが日田市内を通ることができずに、遠回りをして大分経由でホテルに到着ししました。その後帰宅の準備をして午後5時過ぎにホテルを出発し、中津、北九州経由で福岡に戻ってきました。学校に到着したのは夜9時近くで、多くの保護者が校門付近で子供たちの帰りを心待ちにしていらっしゃったことを覚えています。子供たちが保護者とともに下校したときに安堵のため息をついたことを覚えています。まさか自分がこのような災害に巻き込まれるとは夢想だにもしていませんでした。災害はどこでも発生します。日頃の準備が大切です。昨今地震や台風も大きな被害をもたらしています。様々な災害に対して充分な対策が必要です。

2017年07月07日