#257 ざんねんないきもの

 ここ数日秋雨前線のせいで、ぐずついた天気が続いています。昨晩は室温が25度以下でしたので、エアコンをつけずに寝ましたが、今朝は寒さで目が覚めました。外気温が17.4度、室内の温度計では22度でした。私の記憶では8月にこれほど気温が下がった日はないと思います。10月中旬までは最高気温が25度を超える日がありますので、今日の気温はまるで10月下旬の気温です。わずか一日で2か月ほど気温が進んだ感覚です。天気が回復すればまた30度を超える日々が続くのでしょうか。日々の極端な気温変化のせいで、体調を壊さないように充分ご留意してください。
 さて先日歯の治療のために近くの歯科医院に行きましたが、治療を待っている間に面白い本を見つけました。「ざんねんないきもの事典」(高橋書店)という児童向けの漫画時点です。ページをめくると面白い内容が次々に出てきます。雑学事典として子どもだけでなく大人でも十分楽しめる内容です。少し紹介しましょう。

〇ダチョウは脳みそが目玉より小さい
 ダチョウは世界最大の鳥で、あらゆるサイズが規格外です。頭までの長さが2.4m、体重150㎏にもなる巨大な体は文句なしに鳥類ナンバーワン。卵の重さも1.5㎏あり、その黄身は世界最大の細胞でもあります。当然体のパーツも大きく、目玉だけでも直径5㎝、重さは60gあります。これはニワトリの卵とちょうど同じぐらいの大きさです。
 こうなると脳の大きさもさぞおおきそうなものですが、たった40gしかありません。つまり目玉以下です。頭のよさは大きさだけでは決まりませんが、実際ダチョウはかなり記憶力が悪いそうです。

「大男総身に知恵が回り兼ね」(体ばかりが大きくて知恵のない人をあざけっていう言葉)と言いますが、ダチョウにもこの事が当てはまりそうです。もう1つ紹介します。

〇シマリスのしっぽはかんたんに切れるが、再生しない
 シマリスはふさふさのしっぽを上手に使って、木の上でバランスをとったり、毛布がわりに抱えて眠ったりします。
 とても便利なしっぽですが、ひっぱられると簡単に抜けます。しっぽの骨のまわりの毛と皮膚がずるっとむけてしまうのです。これはリスの仲間に共通する特徴で、敵に襲われたときにしっぽを捨てて逃げるという、トカゲと同じ発想の防御方法です。ただし、リスのしっぽは再生しません。ペットとしても大人気のシマリスですが、はしゃいでしっぽを持つと地獄絵が広がることにもなるので、注意しましょう。

 リスのしっぽは体の部分に比べて大きくふさふさしており、特に冬はしっぽを体に巻いて暖かく過ごすなど、とても便利なものですが、まさかしっぽがちょん切れるとは知りませんでした!!!。ブログ読者のみなさんは決してペットのリスや観光地にいるリスのしっぽを引っ張らないように注意してください。簡単に抜けるそうです。しっぽが抜けた後のリスを想像してください。なんだかネズミみたいな姿になってしまいます。あまりにも哀れな姿になっていしまいます(笑)。
 この他にも私たちが知らない情報がこの本にたくさん載っています。雨の日に暇つぶしにこの本のページをめくるのはいかがでしょうか。このような雑学は読むだけでなく、周囲の人に教えてあげましょう。一度に人気者になりますよ!
 現在このシリーズは4巻発売されています。興味のある方は書店まで足を運んでみてください。きっと新しい世界が広がると思います。

2019年08月25日