#402 阿蘇山噴火

 10月も残り1週間となりました。10月の前半は30度を超える真夏のような日々が続いていましたが、後半になると急速に気温が下がり、秋を飛ばして初冬のような日々が続いています。北国では初雪の便りが届き、東京でも12月のような気候が続いています。本当に今年の天気は春先から例年に比べると何かおかしい状況が今日まで続いています。遅ればせながら今日の晴れ間を利用して衣替えをおこない、冬支度を整えました。
 さて、先日20日午前に阿蘇山の中岳第1火口が噴火しました。幸いに死傷者は出ませんでしたが、この噴火にともなって、火砕流が火口より1km以上に達し、噴火警戒レベルを3に上げ、入山規制を発表しています。気象庁によりますと、水蒸気噴火とみられており、マグマ噴火には至っていない様子です。
 阿蘇山は世界有数のカルデラ噴火をおこした火山です。その火砕流は福岡県の北部まで届いたと言われています。特に九州の火山活動は激しいものがあり、桜島、霧島、雲仙岳を始めとする火山が九州を貫いています。また九州南方の口永良部島や諏訪之瀬島の火山活動も活発であり、気象庁はこれらの火山活動を注視しています。
 つい2,3日前に沖縄の海岸に多量の軽石が漂着しました。この軽石は東京から南へ約1300キロ離れた小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」で8月に発生した噴火による軽石がはるばる沖縄まで漂流していったものと推察しています。またこの軽石による船舶被害が発生しました。
----------
 23日午後6時5分頃、沖縄県糸満市の喜屋武岬から南に約55キロの海上で、中城海上保安部の巡視艇しまぐも(約100トン)が軽石を吸い込み、エンジントラブルで航行不能となった。射撃訓練中で、同じ訓練をしていた別の巡視船に約3時間半後に引航された。乗員9人にけがはなかった。
 沖縄周辺では、海底火山から噴き出したとみられる軽石が漂流しており、同保安部は付近を航行する船舶に注意を呼びかけている。
(https://www.yomiuri.co.jp/national/20211024-OYT1T50067/)
----------
 日本は毎年のように地震や水害などの自然災害に見舞われますが、火山の噴火も忘れてはならない災害です。特に九州・沖縄地方は多くの火山に囲まれており、噴火の兆候が現れたら充分な注意が必要となります。
 日本という国は地球の地殻を形成する大きなプレートに囲まれており、プレートの移動やせめぎ合いにより地震や火山が発生します。日本列島の形成時期には多くの大地震や大噴火が発生し、現在のような列島の姿になっています。その過程でできたフォッサマグナや中央構造線は今でも動いており、その様子は衛星写真ではっきりと目にすることができます。
 そのような動きの激しい大地に住んでいる私たちです。古代より日本人は厳しい自然と共存してきました。そして荒ぶる自然に感謝の念を捧げてきました。私たちはこれからも自然を克服するのではなく、共存する姿勢で生き続けなければなりません。これが神道がこの国に生まれた由縁です。この大地で生きる限り、自然に感謝と敬意を示す必要があります。日本人の根本的な生き方がここにあります。

2021年10月24日