#308 ニホンミツバチはすごい!

 6月を迎え、北部九州はまもなく梅雨の時期を迎えます。今日は朝から晴れていますが、やはり湿度の高い梅雨の時期らしい雰囲気が漂っています。虫たちもこの気温の高い中で積極的に活動をおこなっています。蝶やトンボなどはかわいらしいのですが、蚊やハエなどが周囲を飛んでいますと不快になります。特に寝入りを襲う蚊はしつこく何度も耳元に飛んできて睡眠不足の原因となり、うんざりさせられます。
 さて本日はミツバチの話題を取り上げました。ミツバチの姿はかわいらしく、こちらが悪さをしない限り、襲ってくることはありません。また養蜂業者にとって花の蜜を集めてくれる貴重な益虫です。このミツバチについて、面白い記事を見つけましてので紹介します。1匹ではひ弱なニホンミツバチですが、集団で敵を殲滅させる手段を持っているそうです。
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「まるで日本人のようだ…」 日本原産のミツバチの必殺技がカッコ良すぎると話題に
 日本全国及び東・東南アジアに広く分布するオオスズメバチ。日本に生息するハチ類の中で最も強力な毒を持っており、攻撃性も高いことから、非常に危険な種として知られています。
 そのオオスズメバチが昨年12月にワシントン州に上陸。今年5月に入ってGoogle急上昇ワードで全米5位を記録すると、欧米の大手メディアもこぞってオオスズメバチを取り上げ始めるなど、現在海外で非常に大きな話題になっています。
 オオスズメバチが世界的な話題になった事を受け、英インデペンデント紙やデイリー・メール紙などは先日、この恐ろしい生物に時に対抗も出来る存在として、「熱殺蜂球」という必殺技を持つニホンミツバチを取り上げました。
 「熱殺蜂球」は、数百匹のミツバチがオオスズメバチを球状に取り囲み、飛翔筋を震わせて発熱し、蒸す事でスズメバチを絶命させる攻撃行動。攻撃時、蜂球内の温度は46~47°Cという高温になるのですが、これは、ニホンミツバチが50度近くまで耐えられるのに対し、スズメバチは45度と、若干上限致死温度が低い特性を利用しています。
 この知的な攻撃と団結心に、日本的なものを感じる外国人が続出。様々な声が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。

■ うぉー、メチャクチャかっこいい!
  ニホンミツバチ、君たちは最高だ!!! +8 アメリカ

■ この必殺技を使えるのはニホンミツバチだけなんだよな。
  セイヨウミツバチには出来ないんだ。 +13 チリ

■ 日本ではミツバチでさえ、より賢くなるようだ。 +3262 アメリカ

   ■ 本当だな😭
     世の中そういう風に出来てるものらしい。 +109 アメリカ

   ■ こっちのミツバチと比べると、
     日本のミツバチは賢そうな顔してるわ。 +344 ベトナム

■ ニホンミツバチ先生をこっちに招聘して、
  アメリカのミツバチに必殺技を伝承してもらおうや。 +1455 アメリカ

■ 「我々は個々では肉体的に劣るかもしれない。
   しかし、団結力でその差を乗り越えてみせる」 +11 南アフリカ

■ ニホンミツバチ、早く来てくれー! +6 アメリカ

■ あのミツバチたちは命を賭けて巣を守るんだな。
  「祖国の為に」という叫び声が聞こえてくるようだ。 +2575 国籍不明

■ ここで養蜂家の俺が登場。
  ミツバチってこんなクールな生き物だったんだ😀 +101  ニュージーランド

■ ニホンミツバチの輸入は解決策にならないの?
  それかセイヨウミツバチもあの技を習得出来るかな? アメリカ

   ■ 遺伝子に組み込まれてないから無理。
     彼らはスズメバチみたいな巨大な敵に、
     今まで会った事がなかったんだから仕方ない。 +7 アメリカ

(http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-3458.html)
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 「熱殺蜂球」の場面はYouTubeでご覧になれます。(オオスズメバチ vs ニホンミツバチ)1匹のオオスズメバチに対して数百匹のミツバチが周囲を取り囲み、体温を上げることでオオスズメバチが死んでしまします。すごい場面です。 (https://www. youtube.com/watch?v=LLWZHg_TjA0)
 上記のコメントにあるように、集団で行動する日本人の強さが、ミツバチにも宿っているようです。同じミツバチでも日本以外では熱殺蜂球が見られないということで、ニホンミツバチは世界でもすごいハチなのでしょう。ニホンミツバチ万歳!

2020年06月07日