#102 加川良逝く

 ここ数日春というよりも初夏のような日々が続いています。昨日は大牟田でも25度を超える夏日でした。半袖でも過ごせるような気候でした。さてフォークソングの先駆けとして常に第一線で活動していた加川良さんが4月5日に亡くなりました。彼とは私が学生時代にバンドをしているときに知り合い、彼のライブコンサートを手伝った思い出があります。個人的に何度か語り合ったこともあり、お元気で活躍されていると思っていました。大変残念に思います。彼の記事をネットから引用します。

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加川良が急性白血病のため逝去
フォークシンガーの加川良が4月5日の9時39分、急性白血病のため逝去した。69歳だった。
加川は昨年12月9日から山梨県内の病院に検査入院し、12月14日には公式サイトにて「検査入院、少々つかれ気味でした。本日6日目、今しばらくの入院生活となりそうです」と直筆のコメントを掲載していた。葬儀は本人の意向を尊重し、家族・親族のみの密葬として執り行なわれる。
長男であるgnkosai(リトルキヨシトミニマム!gnk! / gnkosaiBAND)は、自身のfacebookで「家族、親族が見守る中、約4ヶ月の闘病生活を終え、静かに息をひきとりました」と加川が亡くなったことを報告。また、「個人的には山梨から東京の病院へ移ってからの数ヶ月、日々、変化の絶えない闘病生活でしたが、毎日の様に病院で父と過ごせた時間に、心から感謝しています」「父ちゃん、おつかれ! いつまでも家族。あんたが一番格好良いぜ! ありがとうね。」と綴った。
加川は滋賀県出身。学生時代にグループ・サウンズのボーカリストとして活動。1970年には『第2回全日本フォークジャンボリー』に飛び入り出演し、1971年にアルバム『教訓』でデビューを果たした。
(http://www.asahi.com/and_M/okmusic/OKL2017167330.html)
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 彼は70年代当時吉田拓郎と人気を二分するほどのシンガーでしたが、独自の道を歩み、マスコミにはほとんど登場しませんでした。しかし彼には熱烈なファンがいて、彼のライブはいつも超満員でした。特に「下宿屋」という歌はギター弾き語りの原点です。最近はYouTubeで彼のライブ姿が見られますので、興味のある方は検索してみてください。
 さて加川良だけでなく今週は訃報が続きました。夫婦漫才で一世を風靡(ふうび)し、俳優としても活躍した京唄子さん。「南国土佐を後にして」「ドレミの歌」などのヒット曲で知られる、歌手のペギー葉山さん。私と世代は異なりますが、昭和の一時代を築いた方々です。ご冥福を祈ります。昭和の時代がまた遠くなったと感じられる今日この頃です。

2017年04月16日