#163 止まり木

 昨日と今日は開塾当初から通っていた中学3年生(卒業生)達3名が最後の授業を受けて卒業していきました。3名とも中学1年生から2年以上当塾に通っていた生徒でした。高校入学後も引き続き授業を受ける予定の生徒もいますが、塾開設当初から通ってきた中学生はすべて卒業したことになります。これで学習塾ニコラも一つの時代が終わり、次の時代へ進むことになります。
 新年度になり新しい生徒たちが来ることでしょう。そしてまたいつかこの学び舎を去っていきます。在籍年数が定まっている学校とは異なり、当塾の存在価値は生徒の学力に応じた学習効果を高めてやることです。生徒によっては1~2か月の短い在籍かも知れませんし、2~3年学び続けるかもしれません。各家庭の経済状況に関わらず、生徒のニーズに応じた学習の場を提供することが当塾の目的だと思っています。
 学習塾ニコラは例えると渡り鳥が移動の途中で休んでいく止まり木のような存在だと思っています。当塾では数十名の生徒を相手にした集団授業はしません。生徒の人数が多くなればなるほど生徒間の学力差が大きくなり、生徒個人に応じた学習指導ができなくなるからです。あくまでも生徒一人ひとりを大切に考えると個別指導が理想になります。受験指導のように同じ程度の学力を持つ生徒であれば数名単位の授業が可能になりますが、それでも残念ながら多少の学力差が生じてしまいます。
 当塾ではこれまで様々な年齢の生徒を受け入れてきました。時期は異なりますが下は小学2年生から上は4年生大学の編入試験を受ける短大生まで様々な生徒が来てくれました。学年が異なれば準備する教材や指導の仕方が変わります。色々大変なことがありますが、これからも当塾に来てくれる生徒のために精進するつもりでいます。どのような生徒たちが来てくれるか楽しみです。
 なお「新着情報」にも載せていますが、当塾は来年度の準備をするために3月21日から3月28日まで休業になります。問い合わせ等は従来通り受け電話やメール付けています。

2018年03月18日