#168 桜雨の降る頃に

 今日は4月1日、新年度の始まりです。本日は日曜日のために実質上は明日2日から大半の企業や官公庁で新年度が始まることになります。いくつかの大学や小学校で本日入学式が行われる場面をテレビで流していました。いずれにしても新しい季節の始まりです。
 今年の桜は天気にも恵まれ、日本国内の多くの場所で今週末まで花見が行われています。地域によってはさすがに葉桜が増えてきていますが、それでもまだ桜を愛でる日が続いています。日本の桜まつりは最近では日本国内だけでなく海外でも評判がよく、中国や韓国を始め多くの外国人がこの季節に合わせて日本にやってきます。日本の風情を最も楽しめる季節の一つとして世界中に知られるようになりました。
 桜と言えば、開花から1種間ほどで満開を迎えますが、今年はかなりの地域で1週間以上咲き誇っているようです。特に満開を過ぎて花弁が風に吹かれて一斉に散っていく桜雨の様子は形容しがたいほどの桜花の潔さを示し、古来より日本人の心を表わすような佇まいを表現します。特に卒業式や入学式に見ることができる桜は春の季節の色合いをいっそう高めてくれます。

  桜の雨が降る頃に 君に初めて出会った
  まだ幼い笑顔が とても素敵だったね
  いつしか季節はめぐり 君はここを出ていく
  思い出胸にかかえて 君は故郷を出ていく
  愛は春風のように 心に花を咲かせて
  そして遥かな旅路へと 君を誘っている
  桜の雨が降る頃に 君と出会い別れた
  そしていつか 帰っておいでよ
  ここは君のふるさと  (♪桜雨の降る頃に)

 桜雨の季節が終われば、新緑の候を迎えます。緑がひと際美しい季節を迎えます。また新たな気持ちで新年度に臨みたいと思います。

2018年04月01日