#316 ついに夏が来た!

 長かった梅雨もようやく明けて真夏らしい日々が続いています。夜明けとともにセミが鳴き始め、うるさいほどの蝉時雨が午前中続きます。あの鳴き声に何となく耳を澄ませますと、高音域の音が段々聞こえにくくなるのは私だけでしょうか。数分間蝉時雨を聞いていますと耳に入ってくる音がこもった感じがして、しばらく高音が聞き取りにくくなります。軽い難聴のような状態になります。それほどうるさい今年の蝉時雨です。
 今年の梅雨は全てにおいて異常でした。大牟田を始め多くの地域で大雨や川の氾濫で大きな水害の被害を受けました。まだ後片付けが終わっていない地域が多くありますが、炎天下の下で作業が大変と思います。熱中症に充分注意してもらいたいと思います。
 また新コロの影響で今年の子どもたちの夏休みが大変短くなっています。大牟田地区の小中学校はでは8月6日に終業式を迎え、10日ほど夏休みを過ごした後、17日より2学期が始まります。教育委員会は授業の遅れを懸念して、授業時間を確保するためにこのような特別措置を行うのでしょうが、被害を受けるのは子どもたちです。ここ数年で教室にエアコンが準備されましたが、体育館は真夏の炎天下の気温と同じで、その中で体育をする生徒たちは大変です。室内でも熱中症になりますので、学校側は十分な配慮をする必要があります。
 さらに大牟田では新コロ患者の急増により、中学校では夏休みの部活動がすべて中止になったと聞いています。Go to トラベルのせいで全国的に新コロ患者が広がっていますので、その影響が全国各地に出ています。沖縄や岐阜では独自の非常事態宣言を出しています。政府は重症患者が増えない限り緊急事態の再宣言しないと言っていますので、私たち一人ひとりが新コロに感染しないように充分健康管理に留意しませんと大変なことになります。感染症の専門家はWHOに対して空気感染の恐れがあると懸念を表明していますが、空気感染では周囲に濃厚接触者がいない場合でも、結核菌のようにいつでも新コロにかかる可能性が大きくなります。感染拡大が収まるまで家にいた方がよいでしょう。
 とにかく今夏は旅行等で出かけるよりも家でゆっくり過ごす方が良いようです。昨年は猛暑の日々が続きましたが、今年はどうなるでしょうか。新コロに対する免疫力を増やすために、とにかく体力をつけて頑張って暑い夏を乗り切りましょう。

2020年08月02日