#503 サブロー~~~

 今日から10月です。あれほど厳しかった残暑も、今日は穏やかな秋日となってます。これから寒暖を繰り返しながら冬へと向かうのでしょうか。今年の冬は厳冬にならないことを祈ります。
 さて、プロ野球は佳境を迎えています。セリーグ・パリーグそれぞれ優勝チームが決定し、クライマックスシリーズ(CS)に進む2位、3位を決定する激しい戦いが続いています。今年は特にパリーグのCS争いが激しく、ホークスが進出するかが地元の大きな話題となっています。
 プロ野球界においてこの時期には引退する選手が発表されます。先日は元ホークス(現巨人)の松田宣浩が引退を宣言しました。また元ホークス(現独立リーグの大分B-リングス)の内川聖一選手も引退を発表しました。スポーツ選手にはどうしても「引退」という二文字がつきまといます。本人が選手を続けたいと思っても、体力的についていけなくなり、また若い伸び盛りの選手との競争で敗れ去ることになります。
 ところでプロ野球選手以外の、あるウグイス嬢が今年引退することになりました。「サブロー~~~」で有名になったウグイス嬢です。彼女に関する記事がありましたので転載します。
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『ロッテ名物アナウンス・谷保恵美さん、今季で引退へ…』
        「サブローーーーー」など印象に残る選手紹介33年
 プロ野球・千葉ロッテマリーンズのホームゲームで、場内アナウンスを担当してきた 谷保(たにほ) 恵美さん(57)が、今シーズン限りでマイクを置く。名前の最後を長く伸ばした発声で選手を紹介するなど、印象に残るアナウンスで約33年にわたり球場を盛り上げてきた。
 谷保さんは、北海道帯広市出身。子供の頃から高校球児が集う甲子園のウグイス嬢に憧れていた。短大卒業後、自ら12球団に電話をかけて就職活動。唯一ロッテに「経理なら」と言われ、1990年に入社した。
 二軍の担当枠が空いた翌91年から場内アナウンスに携わり始め、同年に一軍デビュー。約33年にわたって印象に残るアナウンスでホームゲームを盛り上げてきた。
 ここ数年は毎年、辞めるタイミングを模索していた。昨シーズン中に一軍公式戦のアナウンスで通算2000試合を達成し、「やりきった気持ちがあった」。昨年のオフシーズンに球団と話し合い、今シーズンでの引退を決断した。
 レギュラーシーズンのホームゲームは残り6試合。10月7日午後2時からのオリックス戦が最終戦となる。この試合で、谷保さんは通算2100試合を達成する見込みだ。チームは現在、クライマックスシリーズ出場の可能性も残している。
 「最後までしっかりと大好きなZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)で業務を遂行し、マイクを置きたい」と谷保さん。「残りのレギュラーシーズンだけではなく、クライマックスシリーズ、その先もあります。今年は最後まで、私の声にお付き合いいただければ」と話している。
 ロッテファンの間では、「引退」を惜しむ声や感謝の声が広がっている。「サブロー選手の引退試合で、最後にいつもより長く語尾を伸ばしていたことが印象に残っている」。千葉市中央区の男性会社員(25)は思い出を語った。年に10回以上、ZOZOマリンスタジアムに足を運んでいるといい、「あのアナウンスが聞けなくなるのは寂しい」と残念がった。
 川崎市幸区の男性会社員(24)は、「谷保さんのアナウンスを聞くと、マリンスタジアムに来たんだという気がした」と振り返る。千葉市中央区の男子大学生(24)は、「伸びのある声が大好きだった。リーグ優勝のアナウンスを聞けなかったのは残念だが、最後に谷保さんの声で日本一のアナウンスを聞いて見送れたら」と話していた。
https://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/20230930-OYT1T50100/
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 ロッテのマリンスタジアムでホークスの野球の中継があると時々試合を見ていましたが、谷保さんの美しい声は印象に残っています。特に「サブロ―~~~」の声はニュース番組でも取り上げられたほどでした。彼女のこれからの幸せを祈りたいと思います。

2023年10月01日