#468 クマヒラ

 1月24日の大寒波襲来以来、強弱を繰り返しながら最強寒波が日本列島に居座り続けています。各地で様々な被害をもたらしていますが、ここ大牟田でも水道管の破裂や漏水等で、水が出なくなる地域が発生しました。7年前は自宅のある市南部で断水しましたが、今回は市東部で断水等が発生しました。
 24日(火曜日)は私が利用している西鉄倉永駅で昼間に氷点下1度を記録し、昼間なのにつららができていました。その日の晩には当塾の横を走っている国道208号線が完璧に凍結してしまい、車はほとんど走っていませんでしたが、走行している車両は極端な徐行運転をしていました。歩道は数センチの雪で覆われ、私も転倒しないように自転車を押しながら自宅へ帰りました。翌25日は大牟田市内の小・中学校がすべて臨時休校になり、周囲の高校も休校や始業時間を遅らせるなどの措置が取られました。ここ大牟田でも道路が凍結するのは数年に1回ありますが、これほど強い寒波が長く続くのは珍しいと思います。
 さて、ブログ#285でも触れていますが、今年も株式クマヒラ様からささやかな小冊子が届きました。私が毎年楽しみにしている「抜萃(ばっすい)のつづり」です。今年で82回目の配布になるそうです。この小冊子の添書きに次のような一文があります。
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拝啓
 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、毎年寄贈させていただいております「抜萃のつづり その八十二」が出来上がりましたので、お送りいたします。
 「抜萃のつづり」は社会への感謝、謝恩の思いから昭和六年に創刊。著者、新聞、出版各社のご理解を得て、戦中・戦後の混乱期を除き、毎年刊行し、百か国の日本大使館や総領事館、全国の各種団体、企業、個人に四十五万部を無料配布させていただいております。
 今年も本日、全国いっせいに配布いたします。広くご高覧賜れば幸いに存じます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 末筆ですが、皆様のご健勝、ご発展をお祈り申し上げます。

                                              敬具
令和五年一月二十五日(創業百二十五周年記念日)
株式会社クマヒラ・ホールディングス
会長 熊平 雅人
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 この「抜萃のつづり」は上記にありますように、国内外に無料配布されており、この一年間の新聞や雑誌記事、機関誌などの多くの記事に社員の方々が目を通し、珠玉の名文を収集した小冊子です。著名な作者のエッセイだけでなく、市井の方の記事も含まれています。換言すれば、多くの新聞や雑誌に目を通さずに、この冊子を読むだけで世の中の出来事を一読することができます。もちろん政治記事等はありませんが、日本人がこの一年間を通して何を考えたか、どのように世の中が進んだか理解できます。
 多くの企業が何らかの形で社会貢献を行っていますが、日本国民を啓蒙するような種類の社会貢献はあまりありません。クマヒラはこの点で昭和六年より今年に至るまでこの小冊子を通して世相を伝えてきました。いつまでも続いてほしい活動です。

追記:
「抜萃のつづり」を希望する方は、クマヒラ各営業所にご確認ください。冊子を配布していただけると思います。

2023年01月29日