#311 朗報!ジュンク堂営業継続へ

 昨日は降れば土砂降りの雨模様で、久留米市では記録的豪雨が降りました。また今日は一転して梅雨明けを思わせるような晴天が朝から続いています。まだ梅雨はしばらく続きますので十分な雨対策を続ける必要があります。
 さて、本ブログ#309でジュンク堂が今月末で閉店するとお伝えしましたが、昨日の新聞記事で営業用の仮店舗が見つかり、8月からの営業再開が決定したようです。西日本新聞よりその記事を転載します。
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『ジュンク堂福岡店が一転営業続行へ 天神西通りに仮移転、8月オープン』
 入居ビルの再開発に伴い6月末で一時閉店を予定している福岡市・天神のジュンク堂書店福岡店が、近隣の天神西通りにあるビルに仮移転し、8月上旬にオープンすることが分かった。福岡店はこれまで仮移転先の物件探しが難航し、現在地に2024年末完成予定の再開発ビルに再出店するまで営業を休止する見通しだったが一転、天神エリアで継続することになった。
 丸善ジュンク堂書店(東京)によると、仮移転先は現店舗の南西約500メートルにある同市中央区大名1丁目の商業ビル「西通りスクエア」(地下1階、地上4階)。外資系衣料専門店「フォーエバー21」が入居していた施設南側の地上1~3階で展開する。売り場面積は約2400平方メートル、蔵書数は50~70万冊。店名は変えない。
 天神西通りは天神エリア西側に位置し、百貨店やアパレル専門店、飲食店などが集積し、昼夜を問わず人通りが多いエリア。売り場面積は現店舗(約6800平方メートル)の約3分の1、蔵書は約140万冊から半減するが、恵まれた立地条件を生かし、若者向け文具・雑貨類も強化し集客力を維持するという。
 同書店によると、福岡店が4年半の休業に踏み切る見通しを本紙が5月下旬に報じたところ、同書店や福岡店に複数の地元不動産関係者らから移転先の申し出があり、6月上旬から急ピッチで協議を進め決定したという。
 同書店は「仮移転先探しをあきらめかけていたところ、記事の反響が大きく、福岡店がいかに多くの市民に親しまれているかが分かった。天神エリアで営業を続け、再出店につなげたい」としている。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/620705/
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 上記の記事によりますと、売り場面積は小さくなりますが、旧店舗同様のサービスが受けられますので、月1,2回ジュンク堂に行き、参考書や問題集等を購入して無料宅配便を利用している私にとってありがたいことです。
 最近は少なくなりましたが、以前所用で東京へ行く度にジュンク堂池袋本店に立ち寄りました。福岡店とは異なり、本店は9階建てのビルで本当に様々なジャンルの書物が置いてあるのには驚かされます。東京へ行かれる方で、半日ほど自由時間が取れる方には書店巡りをお勧めします。紀伊国屋新宿本店、お茶の水(小川町)三省堂本店、丸の内丸善本店、八重洲ブックセンター、そして池袋ジュンク堂本店がお勧めです。古書店巡りが好きな方は神田神保町の古書店がお勧めです。およそ150店ほどの店があります。
 出版業界は昨今の活字離れの影響で大きな影響を受けています。またネットの普及とともに本のデジタル化も進み、書店で本を購入しない傾向が続いています。町の小さな本屋さんを守るためにも、文庫本や新書一冊を買って本屋さんを支えていきたいものです。書店の大小にかかわらず、書物を国内に幅広く流通させることは書物文化を支える一助となります。

2020年06月28日