#127 72回目終戦の日

 本日8月15日は終戦の日で、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれました。再来年に元号の変更が実施されることを考えますと、今上天皇が参加されます追悼式は来年で最後になります。毎年終戦記念日の前後にテレビで様々な特集番組が放送されますが、その中でも涙なしで見られないのは特攻隊を扱った番組です。今年もその特集をテレビで放送していましたが、17、18歳の若さで特攻に志願した若者の気持ちは当時でなければ分からないでしょう。鹿児島の知覧からだけでなく、福岡の太刀洗飛行場からも多くの若者たちが沖縄へ向かって飛び立って逝きました。
 様々なテレビのコメンテーターが当時の戦争を「無謀な戦争」と言っていますが、現在の視点から歴史を見てはいけません。歴史を学ぶ際に一番大切なことは「当時はどのような歴史的背景が存在し、それに対して各国がどのように動いたか」ということです。この視点がなければ、また同じことを繰り返すことになります。言いかえれば、歴史から何も学んでいないことです。戦後70余年が過ぎ、戦争を体験した世代が少なくなってきましたが、先人達が体験した熾烈な戦争体験を踏まえ、72年間戦争をしていない平和国家として平和の尊さをこの国から世界に訴える必要があります。
 さて明日から行使をしている学校で夏季課外授業が始まります。このブログも週1回程度の更新になりますが、これからもよろしくお願いします。

2017年08月15日