#339 令和3年はどんな年に

 本日は1月3日です。令和3年(2021年)が始まりました。今年はどんな年になるのでしょうか。おそらく誰も予想できないでしょう。昨年の今頃はまさか武漢肺炎をもたらした新型コロナウィルスが世界中に拡散するとは誰も予想しませんでした。昨年末に首都圏で急速に拡大した新コロですが、東京都は政府に対して緊急事態宣言について審議している模様です。年末には1300人超の感染者を出し、明日から仕事始めとなりますが、さらに感染者が出ることが懸念されます。どのような対策が取られるのでしょうか。気になります。
 昨年は新コロの影響でリモートワークが進みましたが、今年はどのような形態の職業が出てくるでしょうか。昨年外出自粛の影響で目を引いたのがウーバーイーツでした。登録すれば気軽に出前を配達でき、小銭を稼げますので、仕事の無くなった若者には特に人気がありました。しかし、あくまでも一時的な仕事でしかないでしょう。新コロ収まり、人々が普段通りに働きに出ると、一時的に栄えたものはあくまでも臨時的な存在でしかありません。
 ここで世間の人は気づいたはずです。流行に流されず、影響を受けない職種とは何か、何が大切な生き方かを。新コロは様々な意味で私たちの生活を変えてきましたが、必ずしもマイナスの面だけではありません。プラスの面も少なからずあります。例えば営業時間短縮で家庭に早く帰宅したり、自由時間が増えた人は家族との団欒の時間が増えたり、自分の趣味を生かしたり、サイドビジネスを始めたりなど、今まで仕事に追われて出来なかったことを始めることができます。
 このように「災い転じて福となす」という気概が必要な1年となるでしょう。新コロは暖かな季節が始まるまでまだ続くと思われます。まだまだ油断できない新コロです。自分の身は自分で守る必要があります。
 さて今月は受験の月でもあります。当塾では中学3年生が2人、高校3年生が2人それぞれ受験します。特に大学受験生にとって共通テストは初めてのテストになります。文科省による試行テストが2回実施されていますが、特に英語において従来は得点源となっていた文法問題、整序作文がなくなり、すべて長文読解問題となります。今回の結果を踏まえて文科省はより良い試験問題を作成していくことでしょう。その意味では今年の受験生は予断できません。共通テストの導入で、様々な分野において影響が出てくるでしょう。教育現場では様々な変更を余儀なくされます。また35人学級の導入も検討されており、様々な改革が行われていくことでしょう。
 それでは今年も一年よろしくお願いいたします。

2021年01月03日