#411 今日はクリスマス

 今日は12月25日、クリスマスの日です。昨日はクリスマスイブで、日本国内では新コロの影響も少なく、全国各地で賑わったイブとなりました。特に都会ではクリスマスのイルミネーションが輝き、クリスマスの雰囲気を高めています。
 ところで、クリスマスの本当の意味を分かっている人がどれほどいるでしょうか。この私も幼い頃はケーキが食べられる日と思っていました(笑)。日本にはキリスト教信者が少ないせいか、25日は平日と変わらない日を過ごしますが、キリスト教が国教となっている国々では今日は休日で、多くの人が教会でお祈りしたり、家族で静かに過ごします。
 それでは、イエス・キリストは本当に12月25日の深夜に馬小屋で誕生したのでしょうか?また、本当のクリスマスとは何でしょうか?先日、明光学園のシスターから頂いた冊子を引用して、クリスマスの真の意味を考えたいと思います。
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『クリスマスの豆知識」』「希望のクリスマス」(ドン・ボスコ社)より
 英語の Christmas の語源はラテン語の「クリストス・ミサ」です。「救世主キリスト
Christ のミサ聖餐式(mass)」のことで、キリスト降誕を祝うミサのこと。
 キリストの誕生が12月25日に定められたのは、4世紀半ば、コンスタンテヌス帝統治下のローマ。12月に冬至を迎えるローマでは、冬至を経て太陽の光がよみがえるということで、12月25日は太陽神の祭日だった。そこで「キリストは正義の太陽」と考えるキリスト教徒たちがこの日をキリストの降誕祭として祝うようになった。ちなみに、キリストの誕生日が12月25日と確定できる記述は聖書にない。
 イエスがベツレヘムで誕生されたとき、星の光に導かれ、「占星術の学者たちが東の方から」(マタイ2・1)やってきた。聖書には人数も名前も明記されていないが、彼らが三つの贈り物を献げたことから「三人」、「タルシシュや島々の王が献げ物をシェバやセバの王が貢ぎ物を納めますように」(詩編72・10)という旧約の預言から「賢王」
「博士」といわれ、842年ごろラヴェンナの修道院長アグネルスによって書かれた歴史書からメルキオル、バルタザル、カスパルという名前が伝わるようになった。
 クリスマスプレゼントの始まりといわれる三博士の贈り物は……

・乳香
乳香樹かた採られる白色の樹脂。香水や薬品として用いられた。神性の象徴
・没薬
香りのよさから珍重された非情に高価な樹脂。古来死者の防腐処理に使用されたことから、将来の受難と復活の象徴
・黄金
太陽に結びつき、神の現存、その輝きを示す装飾として契約の櫃(ひつ)などの祭具に用いられ、メシアを象徴する金属。王権の象徴
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 以上が冊子の中にあるクリスマスの説明ですが、キリストの生誕日びついて私は若い頃に調べたことがあります。一説としてイエスが誕生した2000年前から同じような生活を営んでいる遊牧の民ベドウィン族がいますが、彼らでも冬にはとても寒く遊牧活動ができないそうです。まして外気温度に近い馬小屋で出産するのは不可能だ、という記述を読んだことがあります。したがってキリストはおそらく3月末か4月初めに誕生したのではないか、という説が有力のようです。少なくとも12月25日ではないようです。
 はるか2000年以上も前の出来事ですので、正確な日にちは分かりませんがヨーロッパの風習と相まってキリストの誕生日が定められたのでしょう。
 いずれにしても今日はクリスマス。 Merry Christmas to You!

2021年12月25日