#13 ささやかな試算

 昨晩(12/20)午後7時のNHKニュースで以前このブログで紹介しました「子どもの貧困対策センター」の活動を取り上げていました。理事の半分が大学生で、寄付金で運営されている財団法人です。学生や子供たちが中心となって子供の貧困対策に立ち上がっています。
 ところで政府が子供の貧困対策に「子供の未来応援基金」を設置して民間からの寄付を呼びかけていますが、10月末で集まった寄付金がわずか160万円とか。私が当惑しているのはなぜ議員(国会、地方議会)が率先して寄付活動を行わないのか、ということです。ここで簡単な試算をしてみます。議員の種類により歳費が異なりますので、寄付金額を次のように一律に設定してみます。
国会議員   1人当たり1万円(717人)
都道府県議員 1人当たり5千円(2708人)
市区町村議員 1人当たり3千円(34201人) *議員定数は2009年当時のものです。
この人数で寄付金を計算すると、ひと月に123,313,000円(1億2千3百31万円)、年間では1,479,756,000円(14億7千9百75万円)となります。市民の代表、国民の代表が率先して寄付を行えば、これだけのお金が集まり、子どもの貧困対策に使うことができます。議員の方で、どなたかこの発案を実行してくださる人はいませんか。まずは「隗より始めよ」(物事はまず言い出した者が着手すべきである)です。

2015年12月21日