#662 深夜ラジオ
今日は9月最後の日曜日です。今夜は満月ですが、秋雨前線のために観月できそうにもありません。昨日から雨が断続的に降り続いています。水不足の福岡県にとっては恵みの雨ですが、「降れば土砂降り」で度が過ぎますと災害になりかねません。
昨日から降り続いた雨は深夜2時過ぎから線状降水帯が長崎地方や佐賀県南部、筑後地方にかかり豪雨となりました。現在も大牟田では大雨が降り続いています。気象庁によりますと、大牟田は24時間の降水量が260mmを超えています。現時点では数年前に発生した内水氾濫は生じていませんが、これ以上降水量が増えれば同様の災害が発生することも考えられます。大牟田市では数年前に発生した内水氾濫地区に新たに排水ポンプを設置し、大雨に備えています。また豪雨に伴い、凄まじい雷も発生し、そのいくつかは家近くに落雷したようです。雨音や雷鳴の大きさに目が覚め、朝まで一睡もできませんでした。
眠れない夜はいつもラジオを聴くことにしています。特に雷が発生しますと、ラジオ番組中にバリバリという雑音が入ります。この雑音と雷鳴が何秒離れているかで、雷までの距離を推測できます。音の速さは約秒速340mなので、雷鳴がなるのに5秒離れていれば、1.7kmほど雷から離れていることになります。雑音と同時に落雷すれば、すぐ近くに雷が落ちたことになります。もちろん物凄い落雷の音がします。
現在の民間放送局の深夜放送は知らないパーソナリティが興味のない話をしているので、聴く気がしません。深夜落ち着いて耳にできるのはNHKの「ラジオ深夜便」です。私は就寝前の午前1時過ぎからラジオのスイッチを入れるようにしていますが、毎時のニュースや情報を聴きながら眠るようにしています。
今朝は早朝4時の番組「明日へのことば」で日本放送のラジオパーソナリティー高嶋秀武さんの対談が放送されました。彼は1970年代のオールナイトニッポンのパーソナリティの一人です。他に糸井五郎、斉藤安広、亀淵昭信などの人気アナウンサーの名前が挙げられます。1970年代は携帯電話やSNSは存在せず、若者の情報交換は深夜ラジオ番組を通して行われていました。中学生や高校生で深夜ラジオを聞いていないと最新の情報が入手できず、翌日の友人たちの話についていけなかったことを思い出します。
当時若者たちは深夜放送で流れる新曲に夢中になり、リクエストを通してヒット曲が生まれました。かぐや姫の「神田川」はその典型です。当時のフォークシンガーたちはテレビ出演することはなく、人気シンガーは深夜放送のパーソナリティになり、自分の歌やフォークソング、ニューミュージック、海外のヒット曲を流し、リスナーは自前のラジカセで録音して後日何度も再生していました。現在のようにスマホで曲をダウンロードするような時代ではありませんでした。情報は大半がラジオ番組を通して共有され、深夜放送を聴きながら笑い、時には泣きながら日本中の若者がまるで自分のことのように感じた時代でした。
現在はスマホやパソコンを通して情報が簡単に入手でき、個人の関心や趣味に応じてLINEなどでやりとりする時代ですが、1970年代は1つの情報をラジオを通して共有し、一緒に泣き笑いした時代でした。ラジオでヒットした曲は年代を超えて広がり、年末のレコード大賞や紅白歌合戦は権威のある歌番組で、家族そろって観た記憶があります。懐かしい古き良き時代です。