#315 私をお使いください

主よ 今日一日 
貧しい人や病んでいる人々を助けるために
私の手をお望みでしたら
今日私のこの手をお使いください

主よ 今日一日
友を求める小さな人々を訪れるために
私の足をお望みでしたら
今日私のこの足をお使いください 

主よ 今日一日
優しい言葉に飢えている人々と語りあうため
私の声をお望みでしたら
今日私のこの声をお使いください 

主よ 今日一日
人というだけでどんな人々も愛するために
私の心をお望みでしたら
今日私のこの心をお使いください 
(https://www.youtube.com/watch?v=c7GhyHbT3j0)
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 上記の歌は「マザーテレサの祈り」としてミッションスクールで歌われている聖歌の1つです。私の好きな歌の一つでもあります。マザーテレサはご紹介するまでもなく、インドのコルカタ(旧カルカッタ)で「死を待つ人々の家」というホスピスを開設し、世の中から見捨てられ、死にゆく人達を最後まで看病したことで知られています。一生をかけたその偉業に対し、1979年にノーベル平和賞を受賞しています。上記の聖歌はマザーテレサの祈りの一節を歌にしたものです。(この聖歌をお聴きになりたい方は歌詞の最後にありますYouTubeにアクセスしてください。)
 今日の世界では貧富の差が拡大し、富める国と貧しい国の格差がますます大きくなっています。さらに新型コロナの影響で様々な業種の人々の営業活動がままならず、経済的な苦しみが増えています。
 さらに、先日の九州地方を始めとする全国各地の水害で家を失った多くの人々が今でも苦しんでいます。多くのボランティアが必要なこの時期に、新型コロナの影響で充分な数のボランティアを確保できずに多くの自治体が水害後の後片付けに苦労しています。今年のような水害は今後も毎年発生する可能性があります。他人事ではないのです。
 このような状況で私たちができることは、聖歌「私をお使いください」にあるように、動ける者は手足を動かして弱者を助け、動けない者は募金などで金銭的な支援を行い、自分のできる範囲で他者に奉仕することです。
 「情けは人のためならず」(人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、の意味)と言いますが、いつ何時自分が地震や水害などの災害の被害者になるとも限りません。様々な形で他人のお世話になることが多々あります。そのために様々な形で日頃より奉仕の精神を培うことが大切です。今回の大牟田の水害で、ふとこのようなことを考えてみました。

2020年07月26日