#233 貧困を救う!ママのハーブティ

 今日は朝から20度を超える気温が続いています。桜花はすでに散ってしまいましたが、入れ替わるようにサツキや藤が咲き始めています。また田んぼではレンゲの花が咲き乱れ、初夏のような陽気が続いています。
 本日のブログは「貧困を救う!ママのハーブティ」です。これは今朝RKBで放送された情報番組「世界一の九州が始まる」の内容で、母乳に悩んでいるお母さんのために作られたハーブティの紹介でした。ただこの製品の素晴らしさはそれだけでなく、遠く離れたミャンマーの貧困の村を救っていることでした。番組の概略をRKBのHPから引用します。

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4月21日放送 「貧困を救う!ママのハーブティ」
 年間9億円の売り上げがあるオーガニックハーブティ。販売しているのは、福岡に拠点を構えるボーダレス・ジャパン。なぜそんなに売れているのか?愛用者は母乳で子育てしているママ。母乳の量が不足している、母乳が詰まり乳腺炎を発症し高熱が出る、など悩みを抱えるママは全国にたくさん。しかし授乳期は薬の使用は控えたいもの。そこで、オーガニックハーブティが重宝されているのだ。創業から約10年。今や全国の20%の産婦人科で販売や退院時のプレゼントとしても利用されている人気商品!だが…今回の物語はそこで終わらない!
ハーブティ販売の裏側には、原産地の貧困問題を解決するという壮大なテーマがあった。原産地はミャンマーのリンレイ村。長年たばこの葉の栽培を行い、農薬による健康被害や安定して収穫できないことで貧困に苦しんでいる農家が多い村。そこで、たばこの葉からハーブ栽培に生計の切替えを提案。買い取りを保証することで、現地の人々の暮らしが格段に改善されているのだった。ボーダレス・ジャパンでは、ハーブティ事業以外にも世界の貧困問題を解決する事業を展開。田口一成社長(38)曰く「世界の貧困問題は必ず全て解決できる」。 (https://rkb.jp/sekakyu/)
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 さらに、取材後記には次のように書かれています。
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 初めて、ボーダレス・ジャパンの田口社長にお会いした後、今まで以上に熱くこみ上げてきた私の感情です。皆さんが取り組まれている事業のスケール、偉大さ、そして情熱に感銘を受けたのです。ボーダレス・ジャパンは、世界の貧困や環境問題をビジネスを通して解決する取り組みを行うソーシャルビジネスの会社です。私の中では、これまで、貧困の解決策と言えば「募金」「貧しい国に学校をつくる」それくらいしか思いつきませんでした。その考えの浅はかさに自己嫌悪に陥りました。こんなやり方があったのか!と。社長をはじめ、社員はほぼ20代から30代の若者です。彼らは、自分の人生をかけて社会貢献しています。お金儲けしたくて頑張っているわけではありません。本気で世界の貧困を救いたいと考えているのです。具体的にどんな問題をどう解決しているのかはぜひ番組で確認して頂きたいのですが、ミャンマーやバングラデシュなどで貧しい家庭の子どもたちが学校に通えるようになるなど、彼らの活動による効果は確実に表れています。と言っても、暑苦しいキャラクターの社長ではありません。社員の方々は、田口社長のことを「まるで少年のようで、日々の生活においては心配になることもたくさん」とおっしゃっていました。実際、現在、自転車で転んで左手の指を骨折しています。しかし、頭は常にフル回転。田口社長は取材中におっしゃいました。「世界の貧困問題は絶対に全て解決できる」。(https://rkb.jp/sekakyu/kouki/2019/20190421/index.html)
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 ビジネスを通して貧困問題を解決したり社会貢献を行うことは企業活動の理想と言えるものでしょう。企業の利益のみを考えるのではなく、あくまでも「社会問題を解決していくために存在する企業形態がこれからの世界を救う1つの基準になるのでは」と思います。既存の考えに捕らわれずに、自社の利益を上げながら、同時に社会問題を解決していく発想が若い世代を中心に出てきているのがうれしい限りです。

2019年04月21日